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我ら!雪丸たんけん隊/4話

子どもたちにもっと町を知ってほしい。もっと町を好きになってほしい。そんな願いを込めて、町や、町に関連する文化財を紹介する「我ら!雪丸たんけん隊」。町の義務教育学校1~6年生に配布する「子ども王伸」で連載中!

今回は、町民からの関心も高い自然災害「地すべり」について調査してきました!

「亀の瀬」地すべりを知っていますか?

地すべりとは、土地の一部、あるいは全部が地下水などによってゆっくり下に向かってすべる自然災害です。動く土の量が多いため、道路や電気など広い範囲に影響がおよびます。
家や畑などもいっしょに、地面が大きなかたまりのまま動きます。地すべりが動く速さは、ふつうは目に見えないほどゆっくりですが、一気に動くこともあります。また、1つの場所で何十年にもわたって少しずつ動く地すべりもあれば、地震などがきっかけで突然起きる地すべりもあります。

「亀の瀬」地すべりの特徴

  • 地すべりの長さ、幅、深さなど日本で最大級。

  • すべり面が大和川の河床下をとおり対岸までたっしています

王寺町と地すべり

家や川、地面の形まで変えてしまう地すべり。しかも「亀の瀬」は日本でも最大級の発生場所。王寺町で暮らすうえで、水害は切っても切り離せないもの。この漫画を通して地すべりがおよぼす影響について知っていただけたと思います。
日々備えをし、雨が多く降ったときには、家や家族の安全を気にかけてほしいと思います。

大阪方面に向かう途中、何気なく電車や車の窓から見ることができる「亀の瀬」。地形も、橋も、トンネルも、線路も・・・実は地すべりの影響を受けていたことを知るとまた違った見え方がするかもしれません!

近くには「亀の瀬 地すべり資料室」という資料館もあり、詳しく学ぶことができますので、一度訪ねてみてはいかがでしょうか?

過去の災害の様子や規模、地すべり対策の歴史や現在を知ることができる
明神山山頂の展望デッキが見えました

次回「子ども王伸春休み号」にはこの漫画の続き、地すべりを起こさないための工事中に偶然発見された「幻のトンネル」の調査結果を掲載します!
お楽しみに☆