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王寺町在住の防災士さんにインタビュー!~普段からできる備えと、地域での繋がり~

みなさん、こんにちは!
6月を担当させていただきます!おうじ・まちの宣伝隊のかなちゃんです!
さて、梅雨の時期でジメジメしていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
近年は水害も増え、県や街での対策も気になるところ。
そんな中、6月のOSHINの特集は、まちの水害対策の「今」でしたね。

OSHIN6月号表紙

王寺町を流れる大和川と葛下川は、王寺町を象徴する自然のひとつですが、長雨やこの梅雨の時期には増水し、住民の方も“大丈夫かな?”と不安に思われるのではないでしょうか。

大和川
葛下川

実際に、昭和57年には通称「57水害」が起こり、大和川が増水、支流の葛下川が逆流・氾濫しました。

(57水害の写真:近鉄踏切前)

記憶に新しい『平成29年 10 月の台風 21 号による豪雨』では、 57 水害を上回る過去最高水位を記録。みなさんが知っている場所やお店、知り合いの方が被害に合われた方もいらっしゃったのではないでしょうか?

(台風21号の時の王寺町の写真)

今回は、そんな水害や地震などが起こった時に大切なこと・備えなどを、王寺町在住の防災士であり、みその地区の自治会長をされている「瀬嵜雄二」さんにお話を伺ってきました!

瀬嵜会長

防災に関して日頃から考えておくといいことは、まずは家族で避難場所などの確認をしておくことや、建具の見直し、そして1週間くらいの食料と水の確保だそうです。
1週間くらいの食料と水の確保には、ローリングストックをしたらいいよと教えていただきました!

【ローリングストックとは?】

保存食を備蓄しておくことも大切ですが、日常生活に食料備蓄を取り込むという考え方。
普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足すことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法。

なるほどですね!そして、災害時に役立つと言われている保存食がどれくらいあるか定期的に確認したり、食べ方を知っておかなければ、いざという時に賞味期限が切れていることで、食事が出来なかったりすることも考えられるそうです。

そして、「チョコレートやビスケットなどの甘いもの、乾パン、すぐに食べられる物があるといいね。もし地震でガラスが割れた時のことを考えると、厚底の靴を準備したほうがいいし、スマホの充電器とラジオもあったらいい」と瀬嵜会長。

改めて自宅にストックしてある保存食を思い返すと、食料と水が人数分全く足りていませんでした!
教えていただいたように、防災グッズも今一度見直して、ローリングストックも取り入れてみたいと思います。OSHIN6月号 9 ページのチェックリストも参考に準備しましょう!

https://www.town.oji.nara.jp/material/files/group/2/240607_A3.pdf

王寺町公式サイト 広報おうじ「王伸」6月7日号

さらに、FMハイホーを日頃から聞いてほしいとのこと。防災のことについても話しているし、王寺町の生の情報を聞けるそうです。災害時にはラジオはとても役立つとのこと。
西友1Fにあるお馴染みのラジオブース!こちらもぜひ活用しない手はありませんね。

FMハイホー

お話をお聞きしていく中で、私が特に大切だと思ったことがあります。
それは、住んでいる地域ごとの助け合い・連携についてです。
例えば大和川や葛下川付近に住んでいる方は、水害が起きた時、南元町や明神地区の高台に住む知り合いの方がいれば助けを求めることができる、などです。

それには、地域性を知ることが大事だと瀬嵜さんは仰います。
「いざという時には、みんなで助け合いをしなければならい。それには、日頃からのコミュニケーションを大切にし、顔と名前がわかれば声をかけることができる。顔も名前も分からなければ、声もかけられないですよね。みその地区でも防災を兼ねてのイベントをしていますが、住んでいる地域でのイベントなどに参加してコミュニケーションを取ってほしい」とのこと。

私もこの「おうじ・まちの宣伝隊」に参加したからこそ知り合えた人たちがいます。
みなさんもぜひOSHINをチェックして、色んな王寺町の催し物に参加して、防災のことを少しでも意識できたらいいですね!

おうじ・まちの宣伝隊1期生

さて、今回は王寺町での防災について、そして防災士でみその地区の自治会長をされている瀬嵜さんにお話を伺い、水害や地震などが起こった時に大切なこと・備えについて記事を書いてみました。

いかがでしたでしょうか?
最近日本では地震も多く、川が沢山あってとても豊かですが、温暖化などの影響で水害も多く発生しています。

まずは家族で災害時のことについて話し合い、そしてご近所や地域での助け合い・連携についても話してみる。ぜひこの機会にしてみてほしいです。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
次回もお楽しみに♪

(記事・写真/かなちゃん※災害の写真は役場より提供)